スパイダーマン スパイダーバースは「一人じゃない」と言ってくれる
スパイダーマン スパイダーバース IMAX3D字幕版で観てきた。
22:00上映開始で、21:45にスクリーンに入ったら誰もいない。焦ってスクリーンを出て確認するも間違っていない。
これからスパイダーバース観る!
— フナコシ (@yfunako) March 10, 2019
スクリーン入ったら誰もいなくて焦った。一番乗りだったみたい。
お隣さんが外国の方お2人。上映始まったらおしゃべりやめてくれるといいけど… pic.twitter.com/iTSZCZ4G2m
深夜の回だからお客さんが少なかったのだと思う。上映が終わって明るくなってから周りを見たらお客さんは10人以下だった。
まあ日曜の深夜回を見る人はそりゃ多くはないですよね。
黒人少年マイルスが新しいスパイダーマンとして独り立ちする成長物語として観ることもできると思うのだけど、私が彼らから浴びた強烈なメッセージは
「一人じゃない」
ということだった。
序盤で彼らが自分たちを説明するとき、最後に必ずこう言う。
「自分は唯一無二のスパイダーマンである」
ヴィランのある計画によって、たまたま1つの次元に集まったスパイダーマンたちではあるが、元の次元では、たった一人でスパイダーマンをやっていたわけである。
中盤、マイルスに訪れた悲劇に対して、あるスパイダーマンは
「それがスパイダーマンであることのつらさだ」
というようなことを言う。自分も同じ悲劇を経験した、と。残りのスパイダーマンたち全員が「自分もそうだ」とマイルスに伝える。
彼らはその悲劇をたった一人で受け止め、唯一無二のスパイダーマンとして、彼らの街を救っていたのである。
そのスパイダーマンたちが同じ一つの次元に集合することで、初めてその境遇を分かり合える仲間に出会えたわけだ。
マイルスは、彼らが元の次元に帰った後、一人でスパイダーマンとして街を救わなければならない。まだ、スパイダーマンとしては、ひよっ子である。
でも一人じゃないのだ。