2012-01-01から1年間の記事一覧

人生はまとめだず ― 2012年新作映画に順位をつける

アイアンマンの続きを書き終えぬまま大晦日を迎えてしまった。あと数時間で年が明ける。今年観た40本の新作映画のランキングをつけて今年のまとめに代える。どこが良くてどこがダメという評価ではなく「好き」な順番に作品をあげていった。10位まで選び出し…

2012年の〔新作映画〕で観たもの

劇場公開されているものは、2012年公開のもの、または2011年の年末に公開で2012年に上映されていたもの。 ビデオスルーのものは2012年にビデオ発売/レンタル開始のもの。見た日付 「邦題」"原題" ♪:映画館で(劇場名) ※:リピート 2012-04-02 「ドライブ」…

これからの「アイアンマン」の話をしよう 〔後編〕

これからの「アイアンマン」の話をしよう 〔前編〕 からの続き ジョーカーと並んで大好きなキャラがアイアンマンだ。やっとアイアンマンの話に入れた。これからはアイアンマンの話をしよう。まず初めに誤解してほしくないのだが「アイアンマン」と言っても決…

これからの「アイアンマン」の話をしよう 〔前編〕

暑いな暑いななんでこんな暑いんだ助けて助けて汗止まらん夏なんてでぇっきれえだと思っていたら、気づくと素手では自転車がきつい時期になっていた。12月だ。1年の総括の時期だ。だからPVを作った。このあいだアカペラについての恥ずかしさを文字に書き起…

PVはじめました

大好きなアイアンマンのPVを勝手に作りました。といっても自分のためにつくったようなものなので見なくていいです。「なんだその態度は!?そんなこというならそもそも公開するんじゃない!!」すみません。詳しいことは後ほどアップします。高画質(HD 720p)…

三分の一の純情な感情と残り三分の二の複雑な感情

TSUTAYAで見かけて以前からずっと気になっていた映画があった。アイアンマンとハルクが出演している作品だ。とはいっても『アベンジャーズ』ではない。『アベンジャーズ』のレンタル開始はもう少し先だ。アメコミヒーロー祭りにしてはなんだか暗そうな雰囲気…

2012年度 残り5ヶ月での課題映画

○劇場で ・「ソハの地下水道」(品川プリンスシネマ) ・「エクスペンダブル2」 ・「危険なメソッド」(TOHOシネマズシャンテ) ・「ミッドナイト・イン・パリ」(11月17日から早稲田松竹で) ・「ダークナイト」(11月24日から目黒シネマで) ・「LOOPER/…

"Man on Wire"「マン・オン・ワイヤー」 ― それまでとその瞬間、そして、その後

1974年8月7日早朝、ワールド・トレード・センターのツインタワーには綱が掛かっていた。綱はノースタワーとサウスタワーの地上から400m以上もある屋上同士を結んでいる。屋上にいる男たち、そのうちの1人が綱に足をかけた。 1968年、パリの歯医者にいた17歳…

2012年に観た映画

見た日付 「邦題」"原題" ♪:映画館で(劇場名) ※:リピート 2012-03-10 「南極料理人」 2012-03-13 「ハングオーバー2」 2012-03-16 「2001年宇宙の旅」 2012-03-31 「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事」2012-04-02 「ドライブ」♪(@新宿バルト9…

"Beginners"「人生はビギナーズ」 & "The Help" 「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」

先週の火曜日に「アベンジャーズ」を観た。わざわざ豊島園まで行って観てきた。だって最寄のIMAXシアターが「ユナイテッドシネマとしまえん」なんだもん。見終った後も劇場で上がりきった映画熱が冷め切らず、我慢できずに帰ってから「宇宙人ポール」を観た…

"Prometheus" 「プロメテウス」 ― 3D体験

"The Dark Knight Rises" 邦題「ダークナイト ライジング」を観た。 親愛なるジョーカーが活躍する"The Dark Knight"の続編であり、クリストファー・ノーランが監督するバットマン三部作の最終章だ。一日空けて劇場に足を運び、二度目の鑑賞をしたのが一昨日…

内田樹の教育論

内田樹先生の書いたものはほぼ無条件に信頼している。勝手に師と仰いでいる。内田信者といわれても仕方がない。いや、むしろ客観的には信者という呼び方が一番正しいのかもしれない。今は武道でいうところの「守破離」の守の段階にいるのだと自分では思って…

"The Dark Knight"「ダークナイト」 ― ジョーカーのカッコ良さ

2008年公開のバットマンシリーズ「ダークナイト」 に出てくる悪役のジョーカー。 彼のどこに惹かれるのかを考えていました。町山さんの解説 によるとバットマンとジョーカーの関係は、西洋の人にとっては常識(というか教養として知っている)の「神と悪魔」…

"The Dark Knight"「ダークナイト」 ― 主役はバットマン……?

2008年のアメリカ映画 "The Dark Knight" (邦題はそのまま「ダークナイト」)を観ました。バットマンの映画ですね。"The Dark Knight" は日本ではイマイチだったみたいですが、アメリカでの2008年公開時点では興行収入が「タイタニック」に次ぐ全米2位とい…

「127時間」― "Don't lose it"

岩の壁と壁の細い隙間のなかで、落ちてきた岩に右腕を挟まれた。岩は重く、動かすことができない。水は残り少なく、食料もほとんどない。人は通らない。上空を飛ぶ鳥と地面を這う蟻だけ。時間が経ち体内の水分が失われ幻覚が始まる。自分に言う。 "Don't los…

"Groundhog Day" 「恋はデジャ・ブ」 ― 繰り返す同じ一日の中に何を見出すか

1993年のアメリカ映画 "Groundhog Day" 邦題「恋はデジャ・ブ」を観ました。 "Souce Code" を 町山さんが紹介 する中で似たメッセージを持つ映画としてこの映画に触れていました。また、ムラヤマセッコツボンバーさんもお勧めしてくださったので "Groundhog …

Otis Redding ― 魂のガタガタ

James Taylor と同じように他人の曲をカバーしてうまく自分色に染めてしまうのが Otis Redding です。 Rockapella のプロデューサーであった幾見雅博さんの著作で名前を見たのが初めてだったと思います。 Otis の名カバーといえば Rolling Stones の "(I Can…

"Source Code"「ミッション 8ミニッツ」― "Everything's gonna be OK"

2011年4月22日のキラ☆キラを聴いたら、町山さんが紹介していた映画"Source Code" 邦題「ミッション 8ミニッツ」が観たくなったので早速観てみました。観た感想としては、非常に良かったです。 町山さんのブログからストーリー紹介をお借りすると…… 「2011-04…

内田樹『子どもは判ってくれない』の続き―「若者論」への準備として

前回の「民主主義」の話からの流れでムラヤマセッコツボンバーさんから、古市憲寿さんの『絶望の国の幸福な若者たち』を紹介していただきました。 絶望の国の幸福な若者たち作者: 古市憲寿出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/06メディア: 単行本購入: 2…

内田樹先生『呪いの時代』 ― マキタスポーツさんのコラム「『つっこみ高ボケ低時代』のソレ」を受けて

小田嶋隆さんの話に対してムラヤマセッコツボンバーさんからコメントをいただき色々と話をしまして、その流れでマキタスポーツさんのコラム「『つっこみ高ボケ低時代』のソレ」(http://blog.m-sports.tv/?eid=1234071)を紹介していただいたので、このコラム…

内田樹先生『子どもは判ってくれない』より「複雑さ」について―ムラヤマセッコツボンバーさんの「民主主義」を受けて

ムラヤマセッコツボンバーさんに紹介していただいたマキタスポーツさんのコラムを受けて今朝書いた「呪いの言葉」についての話に対していただいたムラヤマセッコツボンバーさんからのコメントを受けて感じたことを書きます。連想ゲームは続きます。 誰かが創…

"Handy Man" - James Taylor

James Taylor の歌う "Handy Man" です。静かな声でやさしく語りかけるように歌い出し、少しずつギアを入れていく James の歌声に、切り裂くようなコーラスが重なって体に響いてきます。 James Taylor の曲は「地味」と評されることが多く、確かに派手な曲は…

『クリエイティブ脚本術』

昨日は新宿紀伊国屋書店で開催されてる「タマフル春のブックフェア」にて、 『クリエイティブ脚本術』『ベスト・オブ・映画欠席裁判』を買ってきました。 クリエイティヴ脚本術―神話学・心理学的アプローチによる物語創作のメソッド作者: ジェームスボネット…

小田嶋隆さんが「たまむすび」に出ます

TBS RADIO「キラ☆キラ」(http://www.tbsradio.jp/kirakira/)に続く TBS 平日お昼のラジオ「たまむすび」(http://www.tbsradio.jp/tama954/)が、 今週からスタートしています。 町山さんは昨日火曜のレギュラーなのですが、今日、水曜日のコラムを担当するの…

Rockapella (ロッカペラ)

好きな音楽を考えたときにまず頭に浮かぶのが Rockapella 。 中学生のときに彼らのアルバム"Primer"を買って好きになって以来の大ファンです。 Rockapellaはアメリカを中心に活動しているアカペラグループで、 Rockapella = Rock + acapella なだけにロック…

fyujiro box

今日から Hatena Diary をお借りして少しずつ書いていきます。

James Taylor (ジェイムス・テイラー)

Rockapella の次に思い浮かぶのが James Taylor 。 1970年代、80年代にアメリカで多くのヒットを生み出したシンガーソングライターです。 (シンガーソングライターの先駆けといわれています)アコースティックギターを持ってフォーク、カントリー、ブルース…